本サイトを始めたきっかけ
突然ですが質問です。
「世の中で一番無駄なモノは何だと思いますか?」
戦争、原発、政治家といった社会的なモノから、コンプレックス、腹の肉といった個人的なモノまで、皆さんそれぞれ無駄なモノを思い浮かべたかと思います。
私の中で思い浮かんだ無駄なモノ、、、
それは「おやじギャグ」です。
一瞬でその場を凍り付かせる冷却力がありながら、冷房として活用できないおやじギャグは「無用の長物」の一言に尽きるでしょう。
ここで一つ告白をしなければいけません。私はおやじギャグを生み出す側の人間としてこの世に生を受けました。
頭では理解しているんです。滑る側も滑るのを見る側も悲しい気持ちにさせるおやじギャグは社会の悪であり、ダメ!ゼッタイ!なものであることを。
しかし、心にウソはつけません。私はどうしてもおやじギャグをやめることができないのです。SNSをついつい確認してしまう、パチンコ屋についつい入ってしまう、ヤバい薬をついついやってしまう人々がいるように、私はついついおやじギャグを生み出してしまうのです。目に入ってくる言葉に頭が勝手に反応してしまう状態です。
誰にも理解されない深い悩みを抱え、思いつたギャグを口に出すことさえできずに、、、かつての私は、おやじギャグが胸に降り積もる、せつなさを殺せない日々を送っていました。
そんなある日、突然、天からの啓示を受けました。ハーモニカを演奏していた時のことです。
「おやじギャグで世界を救いなさい」
私の体に電撃が走りました。そうか、そういうことか!
頭でなく心で理解しました。自分らしく生きていいんだと。
この日を境におやじギャグを社会に還元できないかをひたすら考えました。
しかし、いいアイデアがそう簡単に浮かぶはずもなく、、、
わずか数日で、おやじギャグが胸に降り積もる、KISSに撃たれて眠りたい日々に逆戻りしました。
そんなある日、今度こそ奇跡は起こりました。夕方ちゃんこを食べていた時のことです。
私は現在、普通のサラリーマンです。このようなブログを書いていますが、歴史の先生ではありません。さらに言うならば歴史は苦手でそれほど興味はありません。
高校時代は世界史を専攻していましたが人名、地名、年号を覚えるのが大の苦手でした。好きだった女子が世界史を専攻していたので勉強を頑張ったのですがどうにも得意科目にはなりませんでした。その娘がにくまれそうなNEWフェイスとチンギスハーン一族をテーマに談笑しているのに話題に入れないという悔しい思いもしました。
当時はこう思っていました。なんでこんな意味のないものを大量に覚えさせるんだと。人名、地名、年号には意味のないものがほとんどです。「チンギスハーンがチンギスハーンなのはチンギスのハーンだから」と言われても「はーん?!」ですよね。そこに納得がいかなかったのです。単に覚えられないから逆切れしていたのではありません。
もし、意味のない言葉をスラスラ覚えることができたらどんなに素晴らしいか、学生時代から心に引っかかっていました。
そういえばあの娘は今も元気にしてるかな、オバさんになってるだろうから、もう可愛くないかな、いや、でも高校の時はマジで可愛かったし。結婚してるかな。結婚といえばマリアージュ、昔はそんな言葉なかったぞ。
しょうもない考えが一巡したあとで、ひらめきが降りてきました。
「世界史とおやじギャグのマリアージュ、、、」
おやじギャグの本質は言葉と言葉を無理やりつなげることです。「布団」と「吹っ飛ぶ」という関連性のない言葉を「布団が吹っ飛んだ」というインパクトのあるフレーズで結びつける技術です。
意味のない言葉同士を関連させなければならない世界史とおやじギャグの技術はどんでもなく相性がいいのではないかと気づいたのです。
私としてはおやじギャグの守備範囲のうち、ジャンルを歴史に絞り「ゴロあわせ」と名前を変えて本サイトに掲載しているに過ぎません。「布団が吹っ飛んだ」を生み出すのと「威張れよ(1804)皇帝ナポレオン」を生み出すのは根っこのところでは同じです。
これならば自分の好きなことを思いっきりできる。やればやるほど受験生を救うことができる。私はようやくブルーオーシャンを見つけたのです。
(おまけ)
この文章にはある人物に関する言葉が6箇所隠れています。歴史とは関係ありませんので時間のある方はどうぞ。